頻尿の原因と症状

頻尿の原因と症状

一般的に正常な人の1日のトイレの回数は日中に4〜6回、夜中に0〜1回と言われています。頻尿と言われる症状は、日中8回以上トイレへ行く場合で、特に夜間に2回以上トイレの為に目が覚める場合は夜間頻尿と言われています。
頻尿の原因は様々あります。第一に習慣の問題です。平均的な1日の尿量は1000〜1500mlと言われ、膀胱に150〜200mlの尿が溜まると尿意を感じますが、この時点でトイレに行くと1日に7〜10回となり頻尿ということになってしまいます。少し我慢しても大丈夫なようなら、トイレの回数も減らせます。
また、前立腺肥大症、膀胱炎、腎臓や心臓の機能の低下などの病気が原因で頻尿になる場合もあります。また、急に我慢のできない尿意を感じたり尿漏れをしてしまう場合は、過活動膀胱の可能性があります。過活動膀胱は加齢や前立腺肥大症、出産などで膀胱や骨盤底筋などの筋力が低下したり、脳梗塞や神経障害などにより脳と膀胱を結ぶ神経の異常が原因で起こる病気です。
もちろん、利尿作用の強い飲み物を摂取したり、気温や緊張などにより一時的にトイレの回数が増える場合もありますが、慢性的にトイレが近いと悩んでいる方は医療機関を受診して、原因を見つけることが大切です。病気が原因の場合は、その病気を治療することで改善することができます。